言葉落穂ひろい
二日つとめて二日遊び、三日つとめて三日遊ぶ。和歌俳句漢詩を好み、言葉遊びを楽しむおじさんの「一日一話」…ほととんぼのブログ
2011年9月 8日 (木曜日)
「またなでしこは、「撫でし子」=「なでるようにかわいい子」=「愛らしい女性」、に通じ、そこから日本女性を意味する象徴的な「大和撫子(やまとなでしこ)」という言葉が生まれたようです。」
大和撫子(やまとなでしこ)は花の名で
美しい女性を例えていうところから
「なでしこ」ジャパンと呼ばれているとは思っていましたが
「撫でし子」=「なでるようにかわいい子」=「愛らしい女性」
「撫でし子」が「大和撫子」の由来となる
「なでなで」という言葉は「撫でる」から来るのでしょうが
「撫でる」の語源は?
古典日本語
動詞
なづ【撫づ】
撫なでる。
かわいがる。慈いつくしむ。
活用
ダ行下二段活用
な-づ
発音(連体形)
三拍動詞二類
平安時代
などぅ↗る
南北朝時代
な↘どぅ↗る
室町時代以降
な↘ずる
諸言語への影響
現代日本語: なでる
「なづ」から「なでる」への時代を経ての変化が面白い
少なくとも室町時代以降はまだ「なずる」
さて万葉集にすでに「なでしこ」として詠われていることから
「なでしこ」という花の名としてあったということは
「なづ」という古典古語と「撫でる」の関連は?
「なづ」が変化して少なくとも室町時代より以降のある時代から
現代日本語として「撫でる」となったという説はどうなるのか
「なでしこ」という花の名は古くからあった
それに「撫でし子」をあてたということになりはしないか
「撫でる」という言葉はずっとあとになるのだから
「やまとなでしこは、日本人女性を指す昔の呼称。」wikiより
としても「撫でし子」と語意が通じるからとするなら
すでに歌で詠まれた万葉の時代 「撫でる」という言葉があったことになると思うが
だから「なづ」からの変化という説明は何だろうという気がする
何ら問題ない事をあえて問題にしているようにも思うが
まったく無知な私故 どこでどう誤ったかもわからない
いい頭の体操をしたということでよかったよかったとしておこう
例によって再読せぬまま投稿
故に誤字脱字ありでしつれいします